香辛料とは

(全日本スパイス協会のHPより)

 

香辛料とは植物体の一部で、植物の果実、果皮、花、蕾(つぼみ)、樹皮、茎、葉、種子、根、地下茎などであって、特有の香り、辛味、色調を有し、飲食物に香り付け、消臭、調味、着色等の目的で使用し、風味や美観をそえるものの総称であり、スパイスとハーブに大別されます。


スパイスとは

スパイスとは香辛料のうち、利用部位として茎と葉と花を除くものの総称です。

 

具体例

ニンニク、ショウガ、カルダモン、クミン、サフラン、ナツメグ、シナモン、パプリカ、ごま(ごまの種子)、クローブ、唐辛子、ホースラディシュ(西洋ワサビ)、マスタード(からし)、ケシノミ、ゆず、胡椒、オールスパイス、山椒、オレンジピール、ウイキョウ、カンゾウ、フェネグリーク、ディルシード、カショウ、ロングペパーなどです。

 

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ハーブとは

ハーブとは香辛料のうち、茎と葉と花を利用するものの総称です。

 

具体例

クレソン、コリアンダーリーフ(こうさい)、紫蘇、セロリー、タラゴン、チャイブ、チャービル、ニラ、パセリ、マスタードグリーン(からしな)、ミョウガ、ヨモギ、バジル、オレガノ、ローズマリー、ペパーミント、サボリー、レモングラス、ワサビ葉、山椒の葉などです。

 

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秘密はスパイスにあった!カレーの美容・健康効果がすごい!

「嫌いな人はいない」と言われるほど、子供から大人まで、年代・性別問わず愛される国民食“カレー”。美味しさはもちろんのこと、実は健康に良いパワーも秘めているのです。例えば、辛味成分は消化器の粘膜を刺激し、中枢神経の働きを高め、その結果消化液の分泌も促してくれます。これが「暑い夏で食欲がなくても、カレーは食べられる!」という食欲増進効果。

このようなカレーのパワーを最大限に生かし、夏を乗り切る方法をご紹介します。

カレーは食べる漢方薬!?

カレーは複数のスパイスから作られるもの。そのスパイスは、漢方薬として使われているものも多く、それぞれ健康への効果が期待できると言われています。最近ではスーパーで手軽にスパイスが手に入りますし、当店でも主なスパイスを販売しております。

 

カレー粉に配合されている香辛料の多くが、漢方では生薬(植物や動物、鉱物を原料とした天然薬物)として用いられています。カレーにはどんな香辛料が使われているのか、主なものと作用を順に見ていきましょう。

 

 カレー独特の色の決め手となるターメリックは、熱帯アジア原産のショウガ科の根茎です。日本ではウコンという名前で知られており、九州や沖縄で栽培されています。たくあんの色着けにも使われてきました。中国では姜黄といい、胃の働きを活発にし、体内の血の巡りをよくする作用があり、健胃・利尿・鎮痛などに効く生薬として用いられてきました。

 近年の研究で、ウコンの黄色い色素成分のクルクミンに、胆汁(肝臓で作られる消化液)の分泌を促し、肝臓の解毒機能を高める効果があることがわかり、飲酒の機会が多い人によい成分として注目されています。

 

 ほろ苦さと強い芳香を持つクミンは、カレーの香りの重要な香辛料です。エジプト原産のセリ科植物の種で、和名や漢名は馬芹といいます。古代エジプトでは、ミイラを作るときの防腐剤として、クミンも用いられてきたといいます。漢方では、胃薬として用いられ、消化を促し、腸内にガスがたまるのを防ぐ整腸作用があるとされています。

 

 辛みの元となる香辛料としては、チリペッパー(トウガラシ)とコショウが含まれています。トウガラシは、日本や中国でも、香辛料として古くから使われてきました。ヨーロッパでは、コショウを使うカレーでは、辛みづけと防腐効果を期待し、昔から珍重されてきた香辛料です。いずれも、健胃作用や新陳代謝促進作用が知られています。

 

 カレーには、このほか、さわやかな香りが特徴のコリアンダー、スパイシーな芳香を持つフェヌグリークなども使います。

 コリアンダーは、別名中国パセリといい、葉っぱの部分は中国では香菜、タイではパクチーと呼ばれ、東南アジアや中国では、生葉が料理の薬味として広く使われており、最近では、体内にたまった有害重金属を排せつする効果が注目されています。

 フェヌグリークは、別名コロハといい、地中海地方原産のマメ科の植物で、中近東・アフリカ、インドなどで食用されています。インドや中近東では、母乳の出がよくなるとして、授乳期の女性に勧められてきました。また、民間薬として、滋養強壮・食欲増進・解熱にも使われます。

 

 最近、フェヌグリークの種子に含まれる成分に血糖値の上昇を抑える作用があることがわかり、注目されています。

 カレーに使われている香辛料は、インドはもちろん、東南アジアや中近東、中南米などではスパイスとして料理に用い、中国などでは、生薬として使われてきた歴史があります。

 

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